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2010年08月27日

フェロモン香水は都市伝説か?

以前、フェロモン香水の真実という記事を書きましたが、今回はその続きです。


フェロモン神話は都市伝説か?


Fotolia_19655200_XS.jpg

世の中には、フェロモン香水が氾濫しています。

もし、人間にフェロモンがあるのなら、フェロモン入りの香水を作れば、飛ぶように売れて大金持ちになれる。

そう考えるのは、当然ですよね。

試しにインターネットで「フェロモン香水」と入れて検索すると、出てくる、出てくる。

それだけ、みんなモテたい!

ということですよね。

私もモテたい!

でも、フェロモン香水は、本当に異性を惹きつける効果があるのでしょうか?

フェロモン香水の歴史を調べてみると、その実態が見えてきます。


フェロモン香水の登場 第一幕

フェロモン香水は、 1970年代にコープリンという物質を使用して、はじめて紹介されました。
コープリンとは、女性の膣の臭気成分から作られたものです。

どうして膣の臭気がフェロモン候補物質なのかと言えば、アカゲザルのメスの膣臭気がフェロモンのように働いていることが知られているからです。
排卵期にアカゲザルの膣から発せられる揮発性低級脂肪酸の組成にほぼ似た臭気が、人間の膣臭気を調べた結果みつかったために、サルで効くのなら人間でも効くだろうという発想でこの匂いをいれた香水の特許が取られて「フェロモン香水」として売り出したわけです。

実験では、この匂いを嗅いだ男性の唾液中のテストロン濃度が上昇したり、女性に寛容になったとの報告がありましたが、現在では否定されています

だいたいが、このコープリンという物質は、女性の膣の臭気成分を分析したデータをもとに、酢酸や酪酸、イソ吉草酸などと合成香料をまぜ合わせたもので、良い香りとは言い難く、また化学合成されたものなので、フェロモンとして働くはずがないのです。
 
フェロモン香水 第二幕

次に登場するフェロモン香水は、1981年。
アンドロステノールアンドロステノンを含有したフェロモン香水が発売されました。
と言っても有名な香水メーカーが、この種のフェロモン香水を販売することはなく、そのほとんどがベンチャー企業による通信販売やネット販売によるものです。

フェロモン香水は、フェロモンというネーミングからフェロモンが入っていると思われがちですがまだ、人の体からは「これがフェロモンだ」という物質は科学的には特定されていません

しかし、さまざまな実験から「フェロモンのようなもの」あるいは、「フェロモンと同じ働き」の物質が存在しているのも確かです。

上記のアンドロステノールとアンドロステノンなどもそうです。

また、 普通の香水にもフェロモンとはネーミングされていませんが、太古から媚薬として世界中で使用されてきたムスクやシベット(動物由来のフェロモン)などが含有する香水も販売されています。

様々な香水にも配合されてきたムスクですが、ムスクはヒトにも多少の興奮をあたえるので完全にないとは言い切れませんが、フェロモンは一般に「同種他個体」に作用するため種が違えばあまり意味がありません。 
現在知られている昆虫の各種のホルモンはヒトに作用しないだけでなく、同じ昆虫でも違う種類の昆虫には作用しません。



ちなみに、フェロモン香水の中には、「厚生省が承認した」と大きく宣伝しているものもありますが、実態は、厚生省が「化粧品として承認した」ということであって、決してフェロモンの効果を承認しているわけではありませんので、注意が必要です。

また、最近のフェロモン香水の売りは、「ヒトフェロモン」配合で、中には、「イタリア人男性のヒトフェロモン」を売りにしているモノもありますが、これなんかは笑ってしまいそうです。

まあ、日本では、イタリア人男性は一般的に女性好き、性欲旺盛、女たらし、と思われていることから、そのイメージを利用しているのでしょうが、まあ、どうなんでしょう?人それぞれですから、お好きにどうぞ、という感じがします。


フェロモン香水 第三幕

人間には鋤鼻神経が機能していないと考えられていましたが、近年、人間にもフェロモンを感知する鋤鼻神経が存在し、機能しているという研究が報告されるようになりました。

1991年、アメリカのユタ大学で行われた調査で、410人のうち、380人に鋤鼻器小窩という小さなくぼみが見つかり、その後、コロラド大学でも顕微鏡による調査で200人全員から見つかりました。

この発見をもとに、1991年、パリで開かれた「哺乳類のフェロモン研究における最近の進展」というシンポジウムで、人間の鋤鼻器官の存在が大々的に取り上げられ、注目を浴びました。

実は、このシンポジウムを主催したのが、第三のフェロモン香水を発売したエロックス社です。

エロックス社は、ヒトフェロモン候補物質を「ヴォメロフェリン」と名付け、これを使った香水や関連商品の特許を取って、商品化しました。それが「Realm」という香水です。

特許の関係で、この香水に入れられたヴォメロフェリンの正体は秘密とされていましたが、現在では、エストラテトラエノールとアンドロスタジエノンという物質だということがわかっています。

これらの物質が鋤鼻器に与えられると、電位変動を起こすので、鋤鼻器が知覚していることを予想できるとしたのです。

アンドロスタジエノンは、男性の腋毛や腋の下の皮膚表面に存在し、ごく僅かな量でも女性の鋤鼻器に与えると電位変動を起こすが、男性の鋤鼻器に与えても電位変動は起こらないという。

逆に、エストラテトラエノールは、男性の鋤鼻器に電位変動を起こし、女性には起こさないと言われています。

しかし、多くの科学者は、この主張に否定的です。

エロックス社が主張する鋤鼻器だと見られていた小窩は、その場所にある細胞が、他の動物の鋤鼻器に見られる繊毛突起などの特徴が見つからないこと。
しかも、その鋤鼻小窩そのおのが、1998年に発表されたフランス人グループの研究結果で、564人中336人に、小窩が見つからなかったこと。

また、人間は胎児の段階で鋤鼻器から伸びた神経束が消滅するのに、一度消えたものが成人になって再び形成されるとは、発生学的に考えにくいということ。

さらに、人の肌から抽出されたというヒトフェロモン候補物質を使って電位変動を調べた研究に対しても、鋤鼻器の存在を示すものではなく、他の理由でそうした現象が起こる可能性があること。

それ以外にも、様々な論理上の不備が指摘されています。



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posted by kencompany at 11:01| Comment(1) | 媚薬・催淫剤 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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